勝負強い打撃が持ち味の東北楽天ゴールデンイーグルス浅村栄斗選手。
リーグを代表する長距離砲として毎年安定した活躍しています。
また日本代表にも選ばれおり東京五輪での活躍も期待されています。
2008年に埼玉西武ライオンズに入団し2021年で入団13年目を迎え年齢も30歳を迎えました。
比較的若い頃から公式戦に出場していたので今後の通算記録や節目の記録がどこまで伸びるのか気になるところです。
大台となる2000本安打はいつ頃達成するのか、そのほかの記録はどこまで積み重ねることができるのか浅村選手の球歴など振り返りながら考えていきたいと思います。
浅村栄斗選手の球歴
浅村選手の球歴を確認します。
高校時代の活躍
浅村栄斗選手は大阪桐蔭高校出身です。
高校2年生時にすでにレギュラーとして公式戦に出場し、高校3年生時にはショートとして試合に出ました。
3年生の夏の甲子園に出場し全国制覇しています。
大会では浅村選手は1番ショートとして全試合出場、大会通算2本塁打を含む16安打、打率5割越えの大活躍で打線を牽引しました。
またショートの守備でもたびたび好プレーを見せ球際の強さを見せつけました。
高校通算本塁打は22本。走攻守そろった大型内野手として高い評価を受け2008年ドラフト会議にて埼玉西武ライオンズに3位指名を受け入団しました
プロ入り後下積み時代
1年目は2軍で実践を積み、1軍初出場は2年目の2010年3月31日ソフトバンク戦で代打として登場しました。
その打席プロ初ヒットも放っています。
8月にはプロ1号ホームランも打ちました。
3年目から常時先発出場が増えてきます。
主力選手の戦線離脱もあり内野手だけでなく外野手として出場する機会も多くなりました。
最終的にこの年はプロ入り初の規定打席到達し、以降レギュラーとして活躍していきます。
レギュラー時代
5年目の2013年シーズンに打力が飛躍的に向上します。
中軸でのスタメン出場も増えプロ入り初めて4番を経験しました。
チームの中心選手として全試合出場、ポジションは主に一塁を守り勝負強い打撃と長打力を発揮し28本塁打、110打点を記録、打率も初めて3割を超えリーグを代表する打者に成長しました。
2014年からはセカンドを主に守るようになり、ハンドリングの柔らかさと強肩を生かし好守備を見せ、打って守れる選手になっていきます。
2017年にチームキャプテンになります。
そして2018年は自身初のリーグ優勝を経験、浅村選手の成績も初の30ホーマー以上となる32本塁打、打率3割を記録、打点も自己最高の127打点をマークし自身2度目の打点王に輝きました。
この年オフにFA権を行使し東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍、移籍後も変わらないパワフルな打撃を披露し移籍2年目の2020年に念願のホームラン王を獲得しました。
日本代表歴
浅村選手は2021年東京五輪代表に内定しています。
意外にも国際大会の出場は少なく、代表として国際大会に出場したのは2019年のプレミア12が初めてです。
この大会でもシーズン同様勝負強い打撃を見せ大会通算6打点をマーク、打率も3割越えで日本の初優勝に大きく貢献しました
東京五輪でも本職のセカンド以外にファースト、DHでの出場が予想され、貴重な右のスラッガーとして活躍が期待されています。
浅村栄斗選手の特長
では浅村選手の特長をみていきます。
打力・打撃スタイル
2013年に初めて規定打席到達して以降8シーズンすべてで規定打席をクリア、特に2016年以降は全試合出場を果たしています。
強打の右のスラッガーで尚且つ打率も高く、勝負強い打撃もでき球界でも屈指の強打者です。
三振はそれなりに多いですが四球も多く出塁率も毎年高水準をマークしています。
引っ張り専門ではなく右方向にもホームランが打てるのが特徴の一つでもあり、コースに逆らわないで打ち分けるバットコントロールは非常に高い打撃技術を持っています。
守備・走塁
セカンドの守備では2019年にゴールデングラブ賞を獲得。
過去にファーストでも1度受賞しています。
大柄な選手なだけに守備範囲は他球団の小柄な選手と比べると狭いですが球際に強く、ハンドリングも抜群です。
更に強肩なので併殺プレーや中継プレーでの送球の強さに定評があります。
ちなみにグローブは久保田スラッガー社製で比較的小型なグラブを使用しています。
ハンドリングの良さはグラブにも秘密がありそうです。
脚は遅くはないですが右打者でしっかりスイングするタイプなので併殺打は多めです。
若手の頃は二桁盗塁を記録したシーズンもありましたが、最近は盗塁企画自体かなり少なくなってきています。
年俸推移
2021年の浅村選手の年俸は推定5億円です。
プロ入団時には年俸600万円でした。
初の規定打席をクリアした2011年オフに750万円から2400万円に大幅アップしています。
初タイトル打点王になった2013年オフに3500万円から8600万円に大幅アップ。
大台1億を超えたのは2015年オフの契約更改の時です。
西武最終年の年俸は2億1000万でした。
FAで楽天に移籍、4年契約の20億円で合意、年俸換算で年俸5億円は球界4位です。
浅村栄斗選手についてまとめ
浅村選手2020年終了時点での通算記録は安打数1438本、本塁打212本、打点841点。
二塁打数264本になっています。
2021年シーズン中には1500本安打は軽くクリアしそうなので今後大きな目標になってくるのは2000本安打と300本塁打です。
年齢は30歳で大きな故障歴がない浅村選手なのでまだまだ5年以上はレギュラーを張っていけそうな感じです。
順調にいけば4年後くらい、2024年シーズン中には2000安打できそうな勢いです。
その他注目なのが通算二塁打数で過去に12人しか達成していない400二塁打の可能性も低くはないです。
本塁打300本も残り88本、浅村選手の実力ならそう難しくないでしょう。
2019年にタレントと結婚し心身共に全盛期を迎えている浅村選手。これからの通算記録にも注目して活躍を応援したいです。